米国の現物型暗号資産ETF(上場投資信託)は、年初の取引初日に約670億ドルの資金流入を記録した。

この急増は、2025年末の低迷を経て投資家の関心が再燃したことを示す動き。

ビットコインETF、4億7100万ドル流入で首位

1月2日、現物型ビットコインETFがデジタル資産市場の2026年好発進を主導し、471億ドルの純流入を記録した。

市場分析会社SosoValueのデータによると、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)が同セクターを牽引し、およそ287億ドルの新規マネーを呼び込んだ。

フィデリティのWise Originビットコイン・ファンド(FBTC)が88億ドルで続き、BitwiseビットコインETF(BITB)は41億5000万ドルの流入を記録した。

グレイスケールの現物転換型ビットコイン・トラスト(GBTC)とフランクリン・テンプルトンのEZBCもそれぞれ15億ドル、13億ドルの資金流入となった。

一方で、今回の資金流入総額は、11月11日以来グループとして2番目の高水準で、12月17日の457億ドルを上回った。

この活発な動きは、12月末の損失確定売りや資金引き出しの期間後に、機関投資家が資本の再配分を進めた兆候とみられる。

イーサリアムなどアルトコインが堅調推移

注目すべきは、セクターの強気なセンチメントがビットコイン以外にも波及し、時価総額2位の暗号資産にも及んだ点。

イーサリアム関連ファンドが合計174億ドルの純流入を報告した。2025年の傾向とは異なり、グレイスケール・イーサリアム・トラスト(ETHE)が53億6900万ドルでグループをリード。

グレイスケール・イーサリアム・ミニ・トラストが50億ドルで続き、ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)が47億ドルを確保した。

一方、さらに時価総額の小さな資産を追随する投資商品も流入超となり、市場参加の裾野が広がる状況を示した。

XRP連動ファンドは13億5900万ドルの流入、ソラナ関連ETFは8億5300万ドルの流入を記録した。

ドージコインETFも230万ドルの安定的な流入となり、当該資産クラス創設以降で過去最高の日次流入額となった。

市場アナリストは、ビットコインやイーサリアム、その他オルトコインへの同期した流入を、トレンド転換を示唆する可能性があるとみている。

これらETF全体に見られる均一な上昇パフォーマンスは、米国の投資家が新会計年度を迎え、暗号資産業界へのエクスポージャー拡大に動いていることを示唆する。